フトアゴ麦茶物語~出会い編②~

前回のお話はこちら

【前回までのあらすじ】

爬虫類を家族に迎え入れようと決めた我々夫婦。妻の退職金をベットして飼育用のフル装備を購入、いよいよ“運命のフトアゴヒゲトカゲ”を選びにいくのであった…

 

 

よく晴れた2021年4月24日。ゴールデンウィーク(GW)の前哨戦となる土曜日であった。
連休の時期を狙ったのは、最初はなるべく家にいて様子を見たかったため!!
当時ほぼ在宅勤務だったものの、仕事のことは気にせず見守りたかったのだ。

トカゲには家に着いたらすぐくつろいでもらうため、前日にばっちり水槽をセッティングしておく。
連れて帰る道中が寒かったらかわいそうなので、いちばんあたたかいお昼に爬虫類クラブ中野店に行くことに。
お昼に間に合うよう、私はあさイチで、なぜか美容院に行き髪型を変えました。深い意味はない。

 

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これが

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こうなって

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こうなって

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こうじゃ!!!!

事前に夫とはどんな子がいいか軽く話しあっていましたが、いい意味で「何色がいい」とか「オスがいい、メスがいい」とかこだわりなく、出逢ったときの直感を大事にしようという結論になったことをよく覚えています。
というか夫は一貫してそうでしたね。
私は、メスの場合は卵詰まりなどの婦人病(?)リスクがあるので
どちらかといえばオスがいいのかな?と思っていましたが、最終的にはどっちでもよかったです。(※のちにこれが伏線になるとは…!!!)
一方で夫は、トカゲの一生において、少しでも長く一緒にいたいから、赤ちゃんから育てたいという気持ちがちょっと強かったようです。
…とまあ、いろいろ考えてたけど結果として宇宙でいちばんかわいい麦ちゃんがおうちに来てくれてハピハピハッピッピ!!


爬虫類クラブ中野には、2Fにまるで幼稚園みたいにたくさんのフトアゴ赤ちゃんがいます。

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写真はイメージだす


掌にすっぽり入る小ささでみんなとてもかわいい。どの子が来てもウェルカム!!
このときは気分も高揚していたので、「2匹連れて帰って同居させてもいいかも」とか浮かれたことを夫婦で言っていたのを思い出す。
(初心者がいきなり多頭飼いは危険だ!!)


そんなこんなで、見た目文科系ロン毛男子の店員さんに「フトアゴを買いたいのですが…」と声をかけたところ

「フトアゴ飼育は初めてですか?」

と見透かされたようにきかれる。
我々が挙動不審だったのか、見ない顔だったからなのか、はたまた来る人全員にきいているのかは謎です。

正直に初めてである旨を伝えたところ、「だったらここにいる子はちょっと難しいと思いますよ」と浮かない感じで言われる。まじか。
フトアゴ、というか爬虫類全般、というか生き物全般そうだと思いますが、生後3カ月を過ぎるまでは「魔の3カ月」といわれ、ちょっとした不注意が死に直結する難しい時期なんですってね。
でもこの幼稚園、「初めての人でもおすすめ!」シールが貼ってある子もけっこういるんですけども!?と思いつつ、
店員さんの対応は誠実だったなと思います。
今思えばあれは「(赤ちゃんトカゲが)初めての人でもおすすめ!」の意だったのかもしれぬ。

 

「どの子なら大丈夫ですかね…?」とこっちはこっちで浮かない感じできいたところ、
「このくらいだったら安心です」と示された中くらいサイズの子がたまたまハイポゼロという純白の人気カラーで、予算の2~3倍の価格がつけられていたため断念。

同じくらいの大きさの子は他におらず、半ば心折れそうになりつつも(当時は「自分は初心者だから受け入れてもらえないんじゃないか」と自信がなく、すぐ心折れそうになっていた。今となっては、生き物を飼うんだから、そのくらいで心折れるくらいならやめえ!!初心者だからこそその強みを活かしてガンガン質問しせえ!!って思う。反省。)
「3階にもうちょっと育った子がいるので」ということで、
赤ちゃんは諦めて生後6カ月以上(推定)のヤングフトアゴから選ぶことになりました。


当時お店にいたヤングフトアゴは2匹。
パステルオレンジの男子とハイカラーの女子。

このハイカラーの女子がのちの麦ちゃんです!!


これはのちにお店のブログの過去記事から探し当てた、「ハイカラー メス」こと入店当時の麦ちゃんの写真。ガリガリで衝撃…

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ハイカラー メス


同時期に入荷されたという「即戦力」さん(我々が来店時はすでにおらず)と比べると、同じ生き物か?という気持ちになる。

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ムッチリ

でもご安心ください、今麦ちゃんはこんなに↓ムッチリと健康的に育ちました!!

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2022年2月現在。でもこうして見ると「即戦力さん」よりまだ全然細いですね…


話を戻します。
大きさはパステルオレンジくんもハイカラーちゃんも2匹とも申し分なし。
「今日ぜったい連れて帰る!」という気合で店に来たし、いい意味で「こだわりがない、直感大事に」なのでもう2択ですよ。

取り急ぎハイカラーちゃんを手の上に乗せてもらうと、日向ぼっこ中だったようで身体がぽっかぽか。
手の上でおとなしく収まってくれるさまがとてもとても愛らしく、思わず「かわいい…!」と声が漏れたのをよく覚えています。

店員さんによるとパステルオレンジくんは活発でユニークな行動がおもしろい、
ハイカラーちゃんはおっとりおとなしい、とのこと。
おそらく玄人だったらとにかく元気で健康そうなほうを選ぶんだと思うんですが(※これものちに伏線になるなんてこのときは知る由もなかった)

我々夫婦は素人ゆえどちらもかわいくて決められず…

そんななか決め手となった店員さんの一言

「こっちの子(パステルオレンジくん)は昨日(4月23日)入荷したばかりなんですよ!」

対するハイカラーちゃんの入荷日は「2021年2月」

その瞬間夫婦の気持ちはひとつになったね。言葉を交わすことなくお互いの目が「この子を選んであげなきゃ…!」となっておりましたね。


2か月のあいだ選ばれずにいた彼女に対し、勝手にこっちが感情移入して不憫に思うのは、相手からしたらとても失礼な話かもしれませんが
理由はどうあれ、このとき麦ちゃんを選んで本当に正解だったなと心から思っています。

また、こういうときに同じ感覚を持って選択ができる夫と結婚してよかったなと思います。

タクシーに乗っておうちに連れて帰って、晴れて麦ちゃんとの生活が始まるのでした

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麦ちゃんよろしくね!!

 

【麦茶】
フトアゴヒゲトカゲ(ハイカラー)。メス。チェコのブリーダーのもとで誕生。
2月に来日。年齢は不明だが、来日時にだいたい生後半年~8カ月くらいか。
なので我々と出逢った4月時点で、1歳になるちょっと前だったかなと思っています。

ちなみにハイカラーは茶色~灰色っぽい野生型の色。野生型カラーは「ノーマル」ともいうのですが、イエローやオレンジの親から生まれたノーマルっぽいカラーの個体を「ハイカラー」と呼ぶようです。親の遺伝なのか、麦ちゃんは成長してから黄色みが強くなりました。

出逢ったときの体重は271g

「麦茶」という名前は、私が独身時代からいっしょにいる恐竜のぬいぐるみ「抹茶太郎」にちなんでつけましたパァ

 

(パァ?)

 


男子だったら麦茶太郎にするつもりでしたが、女子なので麦茶です。

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抹茶太郎くんと麦茶ちゃん

次回、麦茶とのいとおしい日々のはじまりと
我々を襲う突然の困難を綴ります


続く…!!

フトアゴ麦茶物語~出会い編①~

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「あ!野菜じゃん」ってなってるフトアゴ麦茶

2022年が始まりました。

 

昨年2021年の思い出といえば、相変わらず社会はコロナに振り回されたり、私個人としては転職したり、かと思ったら体調がアレになって1日寝て過ごす日々が始まったり、仕事復帰してからというもの「早く週末にならんかな」と日々願っている……そんな2021年でした。割といろいろあった?かな?





そんななか、今年いちばんの思い出で、今後も我々夫婦にとって歴史の転換点となる出来事もありました。




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フトアゴヒゲトカゲの麦茶 約1歳 女子です



去る2021年4月24日、フトアゴヒゲトカゲの麦茶が我が家にやってきたのです!!

 

かわいいかわいい麦ちゃん!

 

 

モリモリ野菜を食べ、コオロギを追いかけまわし、あたたかいライトにあたってウトウトし、ウンチしたいときは何故か走り回り、ごはんがもらえない日は心なしかぼんやりとし…

 

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舌先がふたつに分かれてるのセクシー&キュートでチャーミングですよね

 

小さな身体で日々を精一杯生きる麦ちゃん、たいへんに愛おしいです。








そもそも、我々夫婦は「犬が飼いたい」といって昨年お引越しをしました。

 

もともとふたりとも動物好きなので、いつかは犬か猫を…もしくはカメさんを…などと言っていたのですが、

 

2、3年前に観た映画『犬ヶ島』の影響で一気に「犬がよい!!!!」となり

 


www.youtube.com

(犬と人との絆を描いたとても素敵なストップモーションアニメですよ。主人公のアタリ少年と護衛犬のスポッツ:CV森川智之が初めて言葉を交わすシーンで私は泣いてしまった。たぶん全然泣くシーンじゃないんだけど、、、信頼できる相手のためにがんばる、って犬にとっての命題なんだな。その対象を得たときのよろこび、失ったときの苦しみを想うともう、、、)

 

ペット可マンションへの引っ越し&リモートワーク中心の職場への転職など、じわじわ準備を進めていたわけです。





しかしながらペットを飼う、というのは命を預かる、ということですから

 

その責任を考えるとなかなか踏ん切りがつかず。

 

そんななか、ホームセンターに内包されたペットショップをちょっと見てみようと足を踏み入れたところ…

 

売られていたイグアナの魅力に我々夫婦はくぎ付けに!!

 

恐竜のようにかっこよく、ポケモンのようにかわいらしく、思いのほか目がやさしく、口元はちょっと笑っているように見え、意外に曲線的なボディーはなまめかしく…

 

「爬虫類いいじゃん」となったわけです。

 

こんなこと言うと怒られそうだけど、ワンちゃん猫ちゃんと比べると格段に生体価格が安いので

 

手がだしやすそう、というのも正直あった。

 

ホームセンターに売ってるくらいメジャーなペットなんだな!という安心感もあったかもしれません。

 

今になって思えばまだまだそこまでメジャーじゃないのですが。

 

でも、とってもかわいくて魅力的な生き物です。








その後いろいろと勉強したうえで、近所にたまたま爬虫類愛好家の聖地ともいわれる専門店があったので

 

覗きにいってみました。





爬虫類倶楽部中野店」の入り口には、「ここはお化け屋敷ではありません。愛好家にとってはかわいい生き物です。こわい、気持ち悪いとさわぐ方は入店しないでください(大意)」といった張り紙がしてあります。

 

爬虫類は、愛好家にとってはとても表情豊かでかわいくてかっこいい素敵な生き物なのですが、苦手な人もいることは、承知しています。



けれど、爬虫類って気持ち悪いとか、爬虫類好きなんて変わってるとか言われるのは悲しくなります。

 

変なものが好きなんじゃない、美しいと感じるから好きなんだ!!

 

爬虫類愛好家たちが直面してきた偏見(?)の歴史が確かにある。それもあってか、ネットなどで情報収集しているとなんとなく初心者に厳しいようなイメージもありました。



「興味本位で見に来るんじゃない」的な。

 

お店のなかも、完全な初心者はほとんどいないのかな?という印象でした。

 

すでに飼育している人が、2匹目、3匹目の検討をしているのかな、と。








そんなわけで完全にビビり散らしながら店内をうろうろしていると、

 

我々を初心者と見破ったのか、「何かお探しですか?」と店員さんが声をかけてくれました。

 

最初は「えっと…」と挙動不審になってしまったのですが、勇気を出して「爬虫類は初めてなのですが、イグアナを飼ってみたいんです!」と相談することができました。

 

そういや、その後もお店には餌の購入などでよく行っていますが、店員さんから声かけられたのは後にも先にもこのときだけだな。笑

 

ワンちゃん猫ちゃんのショップだと「気になる子いますか?」「抱いてみますか?」「おうちで飼ってるんですか?」とグイグイ来られることが多いけど、爬虫類ショップはやはりちょっとだけ試されてる空間なのだ……多分。





「初めてでイグアナ飼いたいだ?なめてんのか」





と言われたらどうしようと思っていたのですが、その心配は杞憂に終わり

 

店員さんは大きなイグアナを温室から取り出して抱かせてくれました。

 

もっとゴツゴツしているかと思ってい皮膚はやわらかく、

 

おとなしく私に抱かれてくれるやさしさにますます爬虫類への想いが募ります。



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写真はイメージです。かうぇえらしいのう…




しかしながら、イグアナは最大で2メートル近く(尻尾含む)成長すると聞き、

 

イグアナ専用の放し飼いスペースを用意できそうにない我が家には難しそう、という結論に。

 

そこで店員さんにおすすめされたのが、フトアゴヒゲトカゲでした。

 

「丈夫でおとなしい。初めてでも飼いやすい。ペットリザードとして最適のトカゲです」

 

クールな店員さんが急に語りだすじゃん?

 

そして「フトアゴヒゲトカゲは、なつきますか?」ときいてみたところ

 

「なつきます!(即答)」





店員さんのこの言葉で「フトアゴにしよう!!」と我々は決心。

 

当時2月だったのですが、「春になればタマゴが孵るから、今よりいろんな子が見れますよ」と、購入を安易に急がせないところも好印象でした。

 

(※なお、爬虫類がなつくか否かは愛好家同士でも「なつく派閥」「慣れはするけどなつかない派閥」が存在し、ネット上で不毛な論争が繰り広げられることもあるのですが、本当のところは爬虫類本人にしかわからないので、人間はしっかり観察したうえで信じたいほうを信じればいいと思います。ただ、明らかに危険だったりストレスを感じているのに「うちの子は私になついてるから大丈夫!」とか、本当は食べさせてはいけない人間のお菓子を与えて「この子はほんとにケーキが好きだから仕方ない」と対策を打たないような、人間よがりの思い込みはNGだと私は考えています。これは犬猫でも一緒よね。なお本で読んだのですが、爬虫類のコミュニケーションについてはまだまだわかっていないことも多く、「絶対になつかない」とは言い切れないのが実際のところだそうです。ちなみにうちの麦茶は我々夫婦の存在を認識はしているようす)








そんなわけで、春の生体購入を目指し我々夫婦は飼育方法の勉強をしておき、

 

4月に入ったところで前職の退職金を活用して水槽、ランプソケット、サーモスタットなどが入った飼育スタートセットを購入。餌とかもろもろ消耗品も購入して5~6万円くらいだったかな。もう後戻りはできない。

 

「来週はいよいよお迎えにいく」というところまでたどり着くのでした!!





長くなっちゃったので続きます。

 

次回、いよいよ麦ちゃんと出会う!!!

 

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これが麦ちゃんちだ!フロントに立ち何かを訴える麦ちゃん(ごはんが欲しいか、外に出たいか)





【余談】

 

飼い始めるにあたって&買い始めてからも情報収集のため爬虫類系YouTubeとかめっちゃ見たけど、複数冊専門書を読むのがいちばんよかったです。

 

あと、なるべく爬虫類専門の獣医さんとか、専門家の意見を参考にする。

 

いろんな事例をフラットな視点で見ている獣医の意見はやっぱり貴重。

 

動画やブログは飼い主さんの経験バイアスとか、飼育環境の違いとかあるので素直に鵜呑みにしすぎるのは危険かなと思った。当たり前だけど実際飼い始めてみると全然動画の通りにいかない。もちろん「こういう場合もある」「傾向としてはこんな感じ」という風に、参考になる部分は多いにありますが。





万が一トラブルがおきたとき不安がっているだけでは課題は解決しないし、

 

相手が生き物である以上「こういうときはこうすれば解決」みたいなお役立ち情報はない…

 

きちんと正しい知識をつけつつ、しっかりと目の前の生体を観察して、ときにはプロの意見や世間の風潮を参考にしつつ、最善の方法は何か?自分で考えるのが大事だと思いました。





こういう心持になった背景もまたいずれ…





また、ネット上の情報は間違っているものや曖昧なものも多く、ただただ不安を煽るようなものも少なくなく、かつては調べるほど不安になり、安心したいがためにもっと検索を続ける…という悪循環に陥りがちだったのですが、

 

「ん?」と思ったら一次情報まで探して納得することで私はだいぶコントロールできるようになりました。

 

(たとえば、よくない甲状腺疾患を引き起こすとされている「ゴイトロゲン」という成分、

 

豆苗やブロッコリーに含まれているからあげすぎちゃだめ!とされているんですが、

 

じゃあどのくらいからあげすぎなんだ?と思ったときに、人間の臨床情報を調べたり、野菜に含まれているゴイトロゲンの量を調べて比較してみる、などやってました。迷ったときは一度別の角度から調べてみるのもおすすめです

ゆとりある 心と車間の ディスタンス

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メキョンセンターの食堂の五目ラメーン

初めての免許の更新のために東西線に乗る。

音楽を聴きながら駅に向かい、音楽を聴きながら電車に乗っている。

待ち時間が多いだろうからと持ってくるつもりだった本を忘れたことに気づき、

今日はつけようと思っていた腕時計もつけ忘れている。かなしい。

でも、免許更新のために必要なものは何度も確認して鞄にいれたのでよしとしましょう。

と、思ったところで「窓の鍵閉めたっけ…?」と不安になる、、、

閉まっていることを願う。

ペットのトカゲ(この子の話も追ってちゃんと書きたいですね)の家の温度は、何回も測ってベストを保っているのでよしとします、、

いちばん大事なことがキープできていればよい!といまは考える。

 

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フトアゴヒゲトカゲの麦茶嬢(宇宙一かわいい)

夏頃からメンタルが急激にヘラり、どうにもこうにも不調だったのがだいぶましになってきました。気づいたら秋になっちゃったよ。

春に転職、その勢いのまま突っ走り、徹夜で原稿書いたりしていたのがよくなかったんだと思います。

誰も徹夜で仕上げろなんて命令してないけど

誰かがやらないと終わらない仕事ってあるやん…?

 

かれこれこの2、3ヶ月ほど、なかなか眠れない、寝たら寝たで毎晩のように悪夢を見る、起きてるときは過去の失敗などがフラッシュバックのように思い出されて絶望するといった精神状態になり

今になって思えば、服を選ぶのが億劫、にはじまり、能動的に音楽を聴けない、活字が頭に入らない、映画に集中できない、まともな文章を一文字も書けない(ワード開くと頭まっしろ 編集兼ライターなのに仕事どうすんねん)、などなど、

これらも不調に伴う異変だったんだろうと思いますが、

当時は「いよいよ歳とってあらゆるエンタメに飽きたか…私ってば言うほどオタクでなかったんだな…」くらいに考えておりました。

 

 

んーーーもっと言うとお風呂に入るのがダルイ、のあたりから異変は生じていたのか?

 

不調がピークのときはまじで何もする気が起きなかったのですが、スマフォをダラダラとスクロールすることはできたので、

布団に横になって永遠にWikipediaを読んでおりました。

情緒的なものがとにかく受け付けられなくなっており、説明文なら大丈夫だったのだと推測します。

先日テレビで『鬼滅の刃 無限列車編』を観たとき、煉獄さんのお父さんが似たような状況だったので

すこし胸が痛かったです。

 

 

 

こりゃまーあかんわということで少し長めにお休みをいただいた結果、ある頃を境に急に

脳内がクリアになるといいますか、ぼんやりとした思考が晴れる瞬間が訪れました。

そんな最近です。よかったです。

 

 

音楽を聴きながら駅まで歩く、

本を忘れたことにショックを受ける、

そしてこうして自分の気持ちを言葉にしている。

メンタルがヘラっている最中は「もう私はそういうの興味なくなってしまったんだな」と思っていたけれど、

今では本来の自分を取り戻しつつある、と思えるからふしぎですね。

おそらく、まだ本調子ではないので

ほどほどに理想の暮らしを守っていけたらな〜と思います。

 

ほどほどに理想の暮らし:平日は比較的イージーモードで仕事をこなし、そこそこの達成感と自己肯定感を得、まったり自炊できるくらいの時間に帰宅。洗濯は2日に一回はしたい。髪型服装自由でお願いします。気の向くままにコンビニや居酒屋、映画にいける程度にゆるい金銭感覚でも生活に余裕があり、トカゲになにかあったらポンとお金を出せる蓄えがある。気づいたら奨学金の返済も終わってる。愛する夫と毎日楽しく暮らし、お互いにかわいいね優しいねと褒め合い、夫婦間でしか通じない新しい言葉を日々生み出し、たまに真剣な議論をし、好きなお友達と定期的に会って笑い、体重は●キロをキープし腹筋はうっすら割れていていつまでもエスサイズのTシャツを着られるような…

そんな暮らしです!!

(10年前は「欲しいものは 穏やかな暮らし 当たり前の太い幹を生やし 好きな人がすぐそばにいる そんな毎日」(インスパイヤードおおはた雄一、歌詞間違ってたらすいません)とか言ってたのにずいぶん贅沢になりましたね。守るべきものがあると強欲にならざるをえません)

 

〜追伸〜

メンタルがヘラっていても

トカゲの世話は毎日心を込めてできたのは偉かったと思う

自分よりか弱いいきものと共に暮らす、ということは

巷でよく言われる「癒し」よりも

命をまもるための「強さ」をくれることだと

思い知る毎日です。

もちろん、癒し効果もばつぐんにありますが(⌒▽⌒)

 

ZAKKI

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映画館でもろた

最近の出来事とか、感じたり考えたりしていること。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を観た

これネタバレなのかな、わからないけど。シンジくんが幸せになったのがとにかく嬉しかった。それがすべてです。けっこうびっくりする展開もあったけど、旧作のあれこれも全部ひっくるめてハッピーエンドに持ち込むストーリー、壮大ですごく見応えがありました。後になって思ったけど、旧作に比べてアスカ、ミサトさん、リツコさんあたりがみんな優しくなっていた気がする。令和の感覚で改めてキャラクターや世界観を嚙み砕いて練り直した感じなのかな。それがすごくいい塩梅だったように思いました。

「しかかお図鑑」を購入した

しかCさん(Twitter / Instagram / YouTube)という方が撮影・発行した奈良の鹿さんの顔の図鑑(そのままだけどそのままなのだから仕方ないのです)。あの「ぷく」とか「たぷ」とか、いったい何なのだろう…めちゃくちゃ可愛い…。奈良には少し前にも行ったのですが、ぜひまた行きたいです。路地裏のおしゃれなバーとかをもっと散策してみたいな。
www.kakuu-music.com

「水中音楽祭」に行った

水中、それは苦しい主催(最初『主菜』って変換しちゃって何か面白かったからそのままにしようか迷ったけど直した)のフェスです(フェスだよな?)。この情勢だから本当に色々と難しいことだらけだったと想像するけど、できる範囲でのベストを模索してくれた、ジョニーさんをはじめとする関係者の皆様に心からの拍手を。

suichu.jimdofree.com

眉村ちあきさん

ステージ上を全力で駆け回る不思議な生き物だった。具体的には、ステージ上で突然号泣したり恵方巻を食べ出したりする不思議な生き物だった。

猫?

小山田壮平さん

なんて似合うんだ、春の風が(倒置)。どこまでも伸びやかな歌声で、弾き語りでも会場全体がしっかりと色に染まっていて素晴らしかったですね。

チャラン・ポ・ランタン

アコーディオンのみの伴奏でもあんなにパキッとリズムが出るのすごいなあ。エンターテイナーでいらっしゃった。衣装もかわいい。豚もかわいい。ジョニーさんもかわいい。

竹原ピストルさん

人柄の良さがダダダダ漏れのかわいい熊系おじさん。(みんなそうだけど)初見のお客さんも置いていかない気遣い。ギターはバスドラ鳴ってんのかってくらいドスが効いていた。

水中、それは苦しい

揃いの、でも少しずつデザインが違うスーツがゴスペラーズっぽくて個人的にツボ。シリアルなナンバー「芸人の墓」はやっぱり素晴らしい楽曲だと思った。アンコールもたっぷりで満足度たかし。ライブっていいもんだね。

近々やりたいことや欲しいもの

  • フトアゴヒゲトカゲを飼いたい
    • これは実現が近い予感!
  • 旅行に行きたい
    • 温泉とか…近場でもいいんだ…
  • 髪型を変えたい
    • 許されるなら少し染めたい
  • パソコン机をいい感じにしたい
    • ちょっといいスピーカーを買いたい
  • スマホの機種変更をしたい
  • 新しい服を買いたい
  • 新しい靴を買いたい

そのほか

先日の緊急事態宣言(通称:緊事宣)解除以降、職場が通常出勤モードに戻った。まあわかってたけど、ちょっと残念ですね。在宅勤務とても楽しかったので。逆に妻は週2で在宅勤務しています。引き続き感染リスクを避けつつ、可能な範囲で生活を楽しみたい。近所のお店にはなるべく行きたい。

モヤモヤした毎日をずっと過ごしている。たまに突発的に「このままでいいのだろうか」という不安が心を蝕んで結構つらい。ITエンジニアはもはやそんなに続けられず、10年ないし5年以内くらいで次の一手を何かしら打つ必要があるのではないか。年を取っても続けられる、知識・技術のアップデートがあまり必要ないシンプルな仕事って何かあるのだろうか(できる限り省エネでお金を稼ぎたいっていうのが人情ですよね?)。

このブログで「日々悩みは尽きず」的なことを度々書いている気がする。自分でもどうかと思わなくもない。が、こういった作業が自分という人間には定期的に必要なんだろうな。書くことで少しでも整理したい。とりあえず今回のところは、先のことなど分かるわけがないということを逆に口実にして開き直って、目の前の仕事をこつこつこなすしかないよね、という結論にしておこう。

みなさんはお元気でしょうか?

新しい季節は君と一緒に

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先日行った「キューライスキャッフェ」。スキウサギと相席させてもらった。しあわせ。

まもなく2月が終わる。日が長くなり、少しずつだけど、春らしい暖かさが近づいている気がする。

今日は日曜日。妻とともに近所を散策し、今は少し別行動をとっている。ご時世を考えると微妙かもしれないけど、街の人出はわりとそれなりな感じがする。賑わっている。

先日公開した記事のとおり、ルイコの職場が変わる。明日が記念すべき初出勤だ。楽しみだね、ドキドキするね。今度はどんな日々を過ごすことになるんだろう。

僕のほうはそんなに大きな変化は無く、強いて言えばここ2ヶ月ほど、週2回の在宅勤務を実施しているというくらいか。ちょっとしたことかもしれないけど月曜日が在宅勤務だと、仕事モードにゆっくりと移行できて、何というか、心身がびっくりせずに済む感じがして良い。

妻の新生活スタートを前にして、そんな相変わらずの僕も何だかちょっとドキドキしている。僕自身が転職したかのような気分になる。本当にちょっとだけ、だけど。

こういう微妙な気分を妻と共有できるっていうのは、まあ何だ、悪い気はしない。全然しない。嬉しい。心の深いところで繋がれているのかな、などと思う。彼女もそう感じていてくれたら嬉しいのだが。

出勤まであと十数時間。しんどいこと、ワクワクすること、この先色々あるだろうけど、ゆっくりと、今日はこんなことがあった、というお喋りをしながら毎日を乗り越えていけるような、安心と安全の我が家をこれからも守り続けたいものだなと、そんなことを僕は願う。健闘を祈る!

私は編集者~次なるステップへと!!~

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ユーセン・スタジオ・コースト 東京の海辺って独特ですきです

2年ちょいぶり4度目の転職活動をしていた。先日、内定をいただいて春から新しい環境で働くこととなった。

いくつになっても就活には精神が削られるので、今の会社(以下、A社)に入社した頃は「今後の人生、二度と就活したくない。」と思っていたのに、何が起きるかわかりませんね。

いや、入社したときからこの会社に一生はいないかもな~とは考えていた…ような記憶もある。

あんまり覚えてないけど、たぶんそうだったのではないか。

それはけっして後ろ向きな感情ではなく、私は自分の人生の変化、目標の変化にあわせて環境をガラっと方向転換することも厭わないタイプの人間だから、ということです。今回、自分のそういうタイミングと会社のいろんなタイミングが合致した、といったところでしょうか。新しいことを始めるなら、少しでも早いほうがいいし。転職活動のストレスなんてあとで考えれば通過儀礼に過ぎないですね。

A社に大きな不満はなく(小さな不満は当たり前にある。笑)、むしろたった2年そこらでビジネスマンとして急成長させてくれたことには感謝しかないですが、今後のチャンスとか人生とのバランスとか、諸々検討した結果ですね。

※なお、私は同世代のなかでは転職回数が多い方です。

学生時代の(はたから見れば)奔放な生活態度(本人は必死)を知っているからこそなのだろうが、転職宣言をすると心配してくれる方もこれまで少なくなかった。

なので念のためお伝えしておくと、転職して後悔したことも生活水準が下がったこともないので、ご安心ください!!考えなしの転職はぜったいしないし、毎度QOLが上がる選択しかしてないです。たまたま転職ガチャに成功してラッキーだっただけだと思いますが。

(てかさ、今回の転職活動時にやたらと転職回数についてつっこんでくる企業あったけど、「経歴に傷が~」とか「前職を●年で辞めた君を雇ってくれた恩があるのになんで辞めるの?」などとはっきり言ってきたんですよ。これは心配とかじゃなく普通に失礼ですよな????上から目線すぎますよな????)

話が逸れました。

これまで働いた会社のなかでもA社はもっともロジカルで冷静で、多くのファンをひきつける哲学を持ち、それゆえにアンチもおり、言うなれば業界のトップランナーだったと思います。そういう会社にいた私すごいとか手前味噌なことを言いたいわけではなく、「この会社で働けたことは私の財産です!」と綺麗な思い出にしたいわけでもなく、ただただ運が良かったなと思う。面接当時もうすぐ31歳、メディア関連の業界にはいたものの制作経験は無かった私を、おそらくほぼ熱意だけで採用してくれた当時の上司に感謝するしかありませんね。あるとき、採用時の私の印象を「社会人として汎用的にレベルが高いと思った」とか言ってくれて、どこに行ってもいじられキャラとして小馬鹿にされがちな私は自己肯定感があがったものです。たとえお世辞だったとしても嬉しかった。褒めるの大事。駄目出しは厳しかったし泣きながら文句をぶつけたこともあったが、今となっては良い思い出である。一方で業界の体質なのか?ちょっと昔かたぎで頭かてぇ会社だなと思うところもあった。だが、昔から好きだったコンテンツの「現実」が見えるのは、私にとっては美しいことでもあった。「シーン」を作っているのは同じ人間なんだなって。

そんなこんなで周囲にいるのはハイクオリティな方々ばかりだったので、編集者として、カルチャー界で働く人として一応はモノになったのかなと思います。周囲のレベルが高いのでおのずと自分も真剣に仕事に取り組めたのもよかったです。

A社以前の会社では嘘や悪口が横行しており、「大人ってこんなもんか」と絶望することもままありましたが環境によりますね、、、、その空気に流されていた自分もだめだったなあと今は思う。今は。

さて、2018年の8月、A社に内定をもらった私はブログにこのようなことを書いております。

「音楽を好きだ、という気持ちが私を正しい方に導くに違いない、と思った。
本気で思った。
このように、夢みたいなことばかり言っています。
私は音楽に騙されているのかもしれません。
でも、もうすこし騙されていたいのです。」

まだ騙されているだけかもしれないが、これは本当でしたわ。

あのとき「音楽が好き」という気持ちだけを頼りに踏み出した結果、学生のころから漠然とあこがれていた世界に、引き続き身を置くことができます。その結果、過去の負債(=奨学金)を日々返していけるのめっちゃ素敵やん?

今が楽しいと、やぶれかぶれだった当時の自分も肯定できるってもんですよ。

「これは遠回りだったのか?
それとも、長い目で見たら近道なのかもしれない。」とも私は記している。

そうだったのだと今後は信じたい。

音楽、カルチャー、もっというと人生を豊かにしてくれるもの。

そして「何かを伝える」ということ。文章がいちばん好きですが、技術が進歩した今、もっとも伝えやすい方法を模索できる面白さ。

音楽業界からはいったん離れますが、今後は音楽含め幅広いトピックに向き合えることを楽しみに思います。

最後に…コロナもあるし年齢もあると思うんだけど、今回の転職活動は、これまででもっとも時間がかかりました。3ヶ月くらい。

とはいえ、これまででもっとも多くの面接の機会をいただいた、という側面もあります。

それだけピントのあった活動ができたのだと思う。20代のころより確実に自信がついていると感じます。相変わらずネガティブですし、就活に精神削られるのに変わりはないですが。

やっぱり二度と就活やりたくない、と思いつつ、良い経験になったと思います。

とはいえ、次の会社には、入ってみないとわからないことも多いと思うので夏頃にはまた転職活動してたらどうしよう…心配性…

がっかりしたくないのであまり事前に期待しないようにしているのですが、適度にやりたいことをやって、適度に褒められて、適度に嫌なこともがんばって、自己肯定感を上げつつお金もらえたらいいな~と思ってます。

「A社の私」も残りあと3日!噛みしめて駆け抜ける!!

自分でも驚くくらい引き継ぎが順調で感動している!!

ありがたい話

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りり香

何も予定もないのに、仕事始まって早々有休をとってしまいました。とても暇です。

なので久しぶりにブログでも書いたろう!!と思いました。

結婚してから、もっと言うと夫と付き合い始めてからあまりプライベートで文章を書かなくなったと感じます。

学生時代は、当時流行っていたmixi(懐かしすぎ、SNS黎明期だったせいかまじで無法地帯だったよね)、社会人になってからはfacebookなど活用して週に2,3回は日記のようなものを書いていた気がする。あと、思うところがあるたびTwitterに連投をしていた。言いたいことがたくさんあったのだなあと思う。

facebookはさいきんめっきり更新しなくなりましたが、「過去の思い出を振り返ってみましょう」と、約10年前までさかのぼってそうした「気持ち」を掘り起こしてくれるのがおもしろい。

若さゆえの痛々しさを感じないこともないけど、忘れていた感情や出来事が

言葉として形に残り、時を越えてまた出会えることは、なんだか嬉しく感じます。

(余談ですが、私はこうして数年後読み返しても恥ずかしくならないような文章を常に心がけています。流行りの構文は時間が経つと黒歴史になりがち。あと、読み返したときに何言ってるかわからなくなるともったいないので、日記こそ誰が読んでもわかりやすく書いた方がよい、ぜったい)

さて、なぜ夫とつきあってからあまり文章を書かなくなったかというと、

その日その時考えたことをなんでも夫に話すことができるからなんですね。

言いたいことがたくさんあるのに、誰にも言えずに…「誰に言ったらいいかわからない」のが近いかな、SNSに垂れ流していたんだなーーと思います。

夫には考えていることをほとんどしゃべってしまう。

とはいえ、共感してもらえないこと、理解が得られないことも当然ありますが

結果バトルに繋がることもままありますが

それだけちゃんと聞いてくれる人がいるのは、とてもありがたいことだと思っています

くれる

年末

もうすっかり年末ムードだ。年末モードか? いや年末MODE MOOD MODEか? まあいいや。

2020年が暮れていく。毎年のようにあっという間のスピードで。何かに置いて行かれるのは、いつだって、どんな状況でだって寂しい。

コロナ

今年はコロナ・コロナ・コロナで、もうすっかり疲れ切ってしまった。感染したわけでも仕事が無くなったわけでもないので、本当にただ疲れただけだ。もっとシリアスな状況にある方は大勢いるだろうけど、ここでくらいは言わせてください。疲れました。

そして困ったことに、2020年が終わったからといってコロナが終わるわけではないのよね。マジかよしんどい。ワクチンとか色々どうなんですかね? よさそうだったらその時は教えてください。それまでは寝ながら待ってるから。

週末

この週末は珍しく特殊なイベントが続き、とても楽しかった。コロナ禍を思うとわりと不適切かもしれないけど、ここでくらいは言わせてください。楽しかった。

金曜日

会社を定時に出て、妻と妻の友人Aさんとともに映画「鬼滅の刃」を見る。鑑賞は2度目だが、今回は人生初のIMAX。デフォルトで音がでかい映画だけど、さらにパワーアップしている。魘夢の断末魔が全方向から聞こえてくる。泣きポイントでは初回と変わらず泣かしてきた。凄い映画だ。なおAさんは4回目だそうでした。

書きながらさらっとネタバレするかもしれないからご注意を。

言うまでもなく煉獄さんが死ぬほど魅力的なのだが、どう魅力的かといえばいくつかあって、

  • 部下を守りながら問題解決のために率先して動いてくれるし、アドバイスしてくれるし、励ましてくれる。上司として最高すぎる。
  • 人間の儚さ・強さ・美しさを知っており、それを愛している。猗窩座や魘夢ら鬼には恐らく理解できない価値観である。
  • 父親に突き放されれば寂しくなり、でも弟のことは兄として優しく励まし、母親が説く「強い者の責務」を命懸けで全うし、それを果たした際には子供が甘えるような顔で笑う。そんな人間臭さ、可愛さがある。

失うにはあまりに惜しい人物だったが、それと同時に柱に名を連ねる誰もが、何だかんだで同じような強さと優しさを持ち合わせているんだろうなということも考える。たぶんあの不死川も。そのあたりが柱のプロフェッショナルたる所以なのではないだろうか。

鑑賞後、居酒屋でみんなで早口で語り合い、気付けば深夜1時を回っていた。こういうバカみたいな飲み会が本当に久しぶりで、すごく幸せだった。

土曜日

何とか午前中に起床し、1,500円カットの床屋で急に短髪になってやった。店での仕上がりは妻曰く「愛の不時着」(まあわかるけど。ネトフリ入ろうかな)とのことだったが、さらにセルフで前髪を調整しスタイリング剤を使うことで「この恋あたためますか」の仲野太賀ふうに整ったと自負している。

午後は妻の友人Bさんによるピアノコンサートを見に行く。「癒し」をタイトルに掲げた、今の世相にぴったりの優しく楽しい内容だった。そういえばもうすぐクリスマスでもある。形は多少変わっても、平和に過ごしたいものだね。ちなみにBさん、気が散るからとの理由からこの日を終えるまでは鬼滅を封印していたらしい。どうか心置きなく楽しんでほしい。

夜。妻と、最近急速に仲良くなったという妻の同僚Cさんとの飲み会に途中参加する。少し年上の方だったが、明るくはっきりとした物言いで初対面のこちらまで楽しくなる。妻の仕事への不満をたくさん受け止めてくれてありがとうございます。Cさん、一時期は僕の現職場近くにいたらしく、僕よりも近隣の飲食店に詳しいようだ。いずれ案内していただこう。あと、その日の店にいたイケメンさんとCさんが何やらいい雰囲気になったみたいでびっくりした。初対面なのに嬉しくなっちゃったぞ。上手くいくことを願っています。

日曜日

この日も何とか午前中に起床し、ニチアサを少し見る。「かりそめ天国」の後藤一家茨城旅行が面白かった。

午後、渋谷で開催されている「超勇者展」に妻と行く。勇者シリーズ自体については簡潔には説明できない(愛ゆえに)。今回は前半の内容ということで、エクスカイザー、ファイバード、ダ・ガーン、マイトガイン、ジェイデッカーの設定資料が展示されていた。

スターガオガイガーとスーパーファイヤーダグオン。かっけえ…!!

スターガオガイガーとスーパーファイヤーダグオン。かっけえ…!!

昔買ってもらったおもちゃ(ゴッドマックス、スーパーガーディオン。大好き)や、欲しかったけど手に入らなかったおもちゃ(これはマジで色々ある)に思いをはせながら、一つ一つじっくりと眺めた。プロデューサー・メカデザイナーとタカラの膨大な打ち合わせ、ボツ案の数々、手描きのセル画など、一つの作品を生み出すのにどれほどの手間とマネーと情熱が必要か、大人になると色々わかってこれはこれで味わい深い。

マイトガインとジェイデッカーのキャラデザは石田敦子さんという方なのだが、女性ならではの視点による【かわいい】【かっこいい】【ちょっとエロい(決して下品でない(ここ重要!))】な細かな造形がなされていることがわかり、とても興味深かった。瞳のハイライト、髪のクセ、衣装デザイン、言いそうなセリフの設定がいっぱい書き込まれており、石田さん自身が楽しんで制作していることが伝わってきたのがよかった。

僕自身ではなく、妻が今、何度目かの人生の分岐点に立っている。傍から見ている僕は、彼女の日々の頑張りを眩しく見つめるばかりだ。何とか力になれたらと思っている。妻よ、何でも言ってよね。

妻の現職での成果物、携わったプロジェクトをここ数年間で色々見てきた。会社内の細かい不満話に共感しつつ、最終的に創り出されるものはやっぱりどれも凄い。トップランナーなのだなとしみじみする。

そんな仕事の日々にも、もう少ししたら節目が訪れるようだ。はっきりしたことはまだわからないけど、きっと節目ができるのだろう。節目以前と節目以降ができるのだろう。

人生

だけど妻も僕も仕事だけをして生きているわけではなくもっと大きな、人生そのものとも言えるような流れの中で、色々なものを抱えて時に持ち替えながら、何とかかんとか泳いでいるんだよな。うん、ふとそんなイメージが浮かんだ。ちなみに泳ぎは苦手だ。だから人生も怖い。

流れは速いし水は冷たい。それでも妻と共にあればどうにか泳ぎ切れるだろうか。これからも“The day with the 妻”(妻とだけ通じる構文です)が続くことを願っている。

機動戦士ガンダムスタンプラリー

僕とルイコのスタンプ帳。冊子は1人1冊だからね(戒め)

僕とルイコのスタンプ帳。冊子は1人1冊だからね(戒め)

再びこの時がやってきた。今回は「あなたならできるわ。」編らしい。セイラさんの台詞だね。おだて上手。

www.jreast.co.jp

開催概要や景品については公式を見てくらさい。

僕とルイコは今回もしっかり参加することにしました。でも何だかんだ忙しくて、スタートは少し遅れちゃった。「この間にも山手線ガンダムが品切れになってしまうのではないか…」という恐怖が常に付きまとっていたけど、結果的には割と大丈夫でした。そう、僕たちは無事に65駅制覇に成功したのです。結論は先に言おう。

そしてここからは、僕たちが各駅で出会ったキャラクター、MSをかいつまんで紹介してみる。

五反田/ララァ・スン

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チューリッ↑プ↓か、とんがり帽子に乗ってる人

記念すべき1つ目は五反田のララァ。 僕は五反田勤務なので。

左上が汚いこのララァが僕ので、きれいなのがルイコの、という区別をこれ以降ずっと続けることになる。

65駅達成後の現在も当然のように五反田に通っているが、駅構内をよく見ると、スタンプ台の横に「もう押してくれましたか?」というララァからのメッセージや、ジオン軍オールスターの特大コラージュ(こっちは最初からあったかも)が追加されたりして、駅側もイベントを盛り上げようと色々試みていることがわかる。愛だなあ。

中野/ハイザック

前回はアムロだったマイ・ホーム・タウン・中野。今回は結構渋いのを当てがわれていた。ジェリドのMS、色々ある中でこれなのか…。でも主力の量産機は大事だよね、あらゆる作品において。わかる。

新宿/ジオング

ジオング。僕とルイコが最も愛するMSのひとり。佇まいから女子だと思っている。本編登場時のストーリー展開も相まって、悲しいけど美しい存在という印象。東口改札の人通りの多いエリアで待っていてくれた。

新宿も通勤で毎日のように使うので、「ジオングはあちら!」っていう張り紙を見るたびに嬉しくなる。ガンダムスタンプラリーは頑張る勤め人の味方。

高円寺/シャア専用ズゴック

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高円寺を紹介してくれるアメイジングズゴックくん

僕とルイコが最も愛するもうひとりのMS。僕らの中ではこいつは男子で、先ほどのジオングちゃんとはラブラブカップルだ。このカップルについて語り出すと割ときりがないので泣く泣く割愛するが、僕らがガンダムを今日まで楽しめているのはこの男のおかげと言える。

池袋/νガンダム

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ピントよ…

スタンプラリーに参加するにあたり、我が家からはガンプラをゲストとして連れ出していた。先ほどのズゴックくんと、こちらのνガンダムさんだ。ピンボケでごめんね。

実は池袋で色々あり、僕とルイコは喧嘩してしまった。何とか仲直りできたけど、悲しい出来事だった。改めて、ルイコごめんね。R・ベッカーズの店員、君は深く反省したまえ。

恵比寿/ヤザン・ゲーブル

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ヤザンを愛するメンタルがちょっとわかんないかな

リキッドルームで開催された「WWMM(わくわくミツメまつり)」に行くついでにスタンプを押した。ミツメはいいぞ。メジャーデビューしないのかな。好きにやってくれたらいいんですけど。

渋谷/フォウ・ムラサメ

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フォウとドライブデートをするクワトロ大尉

渋谷駅は広大で、人の数が多くその流れも激しい。そんな渋谷駅でスタンプを設置できるとしたら、それはやはり新南口改札外なのだろう。深く理解できる。

まあそうは言っても「ここってまだ渋谷駅の範疇なの?」って思うくらいには遠いので、そこまでの道すがらにはZのキャラが名台詞のパロディを叫ぶ手作りポスターがたくさん貼られていた。参加者を楽しませようとする駅の魂がひしひしと感じられる。駅の魂とは。

スタンプ台付近にもフォトスポットやエル×スの模型(いずれも手作り。すご)が設置されていたりと、渋谷駅は端から端までノリノリだった。作中では悲しい運命を辿るフォウも何だか楽しそうだ。

金町/ジェリド・メサ

ハイザックの中野と連動企画をやっていた。「どちらかの駅で都区内パスを購入し、2つのスタンプを押した専用台紙とともに係員に提示すると、ちょっといいプレゼントをもらえる」というもの。

しょーもない、ちょっとした愚痴だけど、この「専用台紙」というものがスタンプ帳なのか別の何かなのか、僕たちにはすぐには理解できず金町の係員に尋ねたところ、とてもサバサバと対応してくれて、ちょっと「ああ…」ってなった。あれかな、ガンダムあんまり興味ないのかな。

というわけで、この段階で初めて「専用台紙」を手に入れた僕たちは中野を再度目指すことになる(中野ゆかりのプレゼントをもらえたので、結果的にはそのほうがよかった)。

信濃町/メタス

あまり僕に馴染みのない文化が栄えている街。前回はデギン・ソド・ザビの担当で「な、なるほど…」となったのが今でも思い出深い。

今回は初めて駅を出て周辺を散策してみた。一見小さな文房具店や花屋などもよく確認してみると大勝利を謳った勇ましいグッズを陳列していたりする。「なるほどなあ…」と僕は思う。

商店のエリアを抜けてすぐのところにとても大きな建物があり、門の前には厳めしい表情の警備員が立っていた。

そんな感じでした。

取手

前回同様、最果ての駅。言うまでもなくはっきり言って遠いのだけど、辿り着いてみるとガンダムファンと思しき人々が結構いて、何だか嬉しくなる。係員のブースにはZのガンプラが飾られていたような。

昼下がりに景色を眺めながら電車に揺られる時間も楽しいものだった。スタンプを集めたり、景品をゲットしたりっていう目的はもちろんあるけど、知らない地域を訪れて散策するのも醍醐味だよね。

羽田空港国際線ビル駅/クシャトリヤ/マリーダ・クルス

空港方面に追いやられた挙句、MSとパイロットが抱き合わせにされてしまったUC勢、哀れ。

そんな中で国際線ビル駅は(たぶん(さっきからなぜ裏を取らないのか))前回無かった、初めて訪れることとなったスタンプポイントである。

当然のように広いがそれだけでなく、多国籍風のインテリアや、昼夜の感覚を鈍らせる薄暗い照明が独特な雰囲気を醸しており、そこを歩く人々も何者なのか、どこから来てどこへ行くのか、楽しさとミステリアスが同居した不思議な存在感を漂わせていた。ような気がする。

十条/ハマーン・カーン

この町には「十条銀座商店街」という素敵なエリアがある。雰囲気としては中野の「サンモール商店街」や吉祥寺の「サンロード商店街」に似ているだろうか。全国区のチェーン店から個人商店まで幅広くラインナップされており、食品・生活用品と多少の娯楽はそこだけで完結できそうな、いかにも便利そうな商店街だ。サカナクションの「蓮の花」という楽曲のMVにも登場する。

夕方から夜に差し掛かる時間帯に訪れた僕たちは少しお腹が空いており、商店街に入って比較的すぐの肉屋さんでメンチカツと肉じゃがコロッケを買って歩きながら食べた。100円を切るような安価だったと思うがその割にはとても大きく、そして美味しかった。

尾久/ミデア

前回もだったけど、絶妙な位置にあるためついつい後回しにされ、最後の1個にされがち。それが尾久。だいたい夜に訪れるため、とても寒い。

そしてお恥ずかしい限りだが、ここでも僕はルイコと喧嘩してしまった。どうかしている。情けない。申し訳ない。疲れとか寒さとか時間制限とか色々あったのかもだけど、良くないなと思う。改めて、ごめんなさい。

東京/カイ・シデン/特設ゴールカウンター

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優しいおじさまに撮影していただいた。その人はそのままどこかへ走っていった。

スタンプを押したのは中盤くらいの頃だったけど、特設ゴールカウンター設置駅のためここで紹介する。

東京駅は構内の様々な飲食店がガンダムコラボメニューを提供していて、そのどれもが工夫されていて本当に素敵だ。

www.jreast.co.jp

↑descriptionがいちいちハイテンションで面白いな。

何だかんだの流れで、僕たちは一つも味わうことができなかった。「アッガイのベルギーチョコパフェ」とかめっかわだったんだけどな…残念。

尾久をさっさと出発し、20時で閉まるという特設ゴールカウンターに何とか滑り込んだ僕たちは無事に65駅達成を認められ、山手線色ガンダムのガンプラを手に入れることができた。やったー!

終わった

長かったし、寒かった。冗談抜きで疲れるし、結構お金もかかる。いったい何が僕たちを突き動かすのだろうか。前回の山手線ガンダムが積みプラと化しているところを見ると、別に景品が目当てというわけでもないんだろうけど、じゃあ何なんだろう。意地…とか?

このイベントは2/27まで続くとのことなので、各駅にはもうしばらくスタンプ台と、それを知らせる掲示物があり続けるはずだ。最近は毎朝見てるから、外されたら寂しくなるだろうな。

やり遂げた自分たちに関しては、我ながらよくやったと思わずにはいられないけど、その一方で企画の運営側だったり、自分たちなりの方法でイベントを盛り上げる各駅のスタッフには頭が下がるばかりだ。本当に楽しかった。ありがとうございました。

最後の東京駅で購入した限定パッケージのチロリアンを、今日もふたりで少しずつ食べ進めている。

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意外にもアッガイ不在

9月の思い出

しかさん

しかさん

奈良

奈良を1日だけ旅行した。あまり長時間うろつけないスケジュールだったため、「奈良と言ったらまずここ!」的な位置付けの奈良公園に行く。観光客向けの商店街を抜け(途中で食べたたこ焼きがめちゃうまだった)、坂道を登っていくと、緑と水が豊かな場所に辿り着いた。目的地だ。

少し散策していると、第一鹿に遭遇。アスファルトの道を普通に歩いている。近付いてみると、思っていたよりも大きいし、鼻息が荒い。なんだか獣臭い。生きている感じがして嬉しくなる。

その後さらに歩いていくと、もう第二第三とカウントするのもあほらしいくらいに鹿だらけ。ベタに鹿せんべいを購入し手近な鹿に与えようとしたところ、奴ら慣れたもんで、フガフガグイグイ来る。正直ちょっと怖い。でも生きている感じがして嬉しくなる。

あと、1頭見るからに体が大きく、ギラギラした目で舌なめずりしながらメス達の間を歩き回る個体がいた。あいつやべえなと思ったが、後日たまたま見た「ダーウィンが来た!」によると、そいつは「ヌシ」と呼ばれるちょっとした有名人だということだ。

公園を後にしホテルに向かう途中も奈良の街を歩いたが、こじゃれた居酒屋やバーがたくさんあるようで、イニシヘノカホリだけの場所じゃないのだなということを知る。今回の旅では叶わなかったが、近いうちにまた訪れてあれこれと飲み食いしたいものだ。

 

京都音博

翌日、くるり主催のフェス「京都音楽博覧会2019 in 梅小路公園」に行く。今年の目玉はやっぱりNUMBER GIRLだろうか。なんだかんだライブ見たことないや、しっかり見たろと思い、後方のシートエリアではあるけど立ち上がってステージを眺めていたら、そういえば予報のあった大雨が降ってきた。びっちょびちょ。あの向井もちょっと謝っていた。ライブ自体は解散前の若くざらっとした焦燥感に満ちていてとても素晴らしいものだった。

ナンバガより前の出番だけど、折坂悠太のライブも初めて見た。普段あまり接しないジャンルの音楽を聴きやすく優しく演奏してくれるなーという印象。歌から連想する風景が今なのか昔なのか、日本なのか外国なのか、そのあたりがほどよくぼんやりしていて、何だろうな、独特な香りのお茶みたいな音楽、って感じ。

そしてくるり。自身が主催だからなのか、結構渋めの、じっくり聴かせる感じのセットリストだった。岸田の声が日に日にか細くなっている気がするのがちょっと心配ではあるが、それでも新旧の名曲を色々聴けたことは嬉しく、楽しかった。ラストの「宿はなし」は来るぞ来るぞと分かっていてもじーんときてしまう。

 

Fenderのイベント

Charムスタング展示中

Charムスタング展示中

Fender Presents Meet the Legendという対バン&トークライブが恵比寿で開催されたので行ってきた。ポルカドットスティングレイ、CHAI、そしてCharおじさまが出演なさる。少し前にFenderの青くてとても可愛いムスタングを購入した僕なので、割とタイムリーにスーパームスタング使いChar様を見られるなーとウキウキでした。

ポルカ。わかっちゃいたけど雫ちゃんはとても小さい。そして華やかなビジュアルと裏腹に喋り方がオタクっぽくモソモソしてて好感が持てる。ホールライブ仕様の聴かせるセトリで臨んだ結果、客がスタンディングだったのは笑った。

CHAI。みんな楽しそう。ニーォカワイイ。トークパートでも触れられていたけど低音がとにかく太くて、ただ可愛いだけのバンドじゃない、80年代?くらいの洋楽っぽいイケイケなかっこよさがある。「カーマは気まぐれ」の替え歌もよかったな。

Char神。1955年6月16日生まれ、64歳。マジか…若いやつもっとがんばろ…? 世代的にどうかなと少し思っていたけど、「Smoky」以外よく知らなかっただけでCharの音楽は僕的にばっちりド直球ロックでした。好きです。

この日はイベント参加者を対象に各アーティストモデルの楽器が当たる抽選がありまして、僕は雫ちゃんの緑テレキャスを当てる気満々だったけど、まったくダメでした。なぜあんなに自信があったのかは謎。